マンドリンオーケストラの楽器

撥弦楽器の編成

 19世紀後半まで、マンドリンは室内楽的な小編成や独奏楽器として演奏され、ギター、ピアノ、ハープなどが伴奏をしていた。その後、マンドラ、マンドロンチェロ、コントラバスなど主に低音楽器が拡大され、マンドリンアンサンブル・オーケストラに発展してきた。第二次大戦後ヨーロッパでは再度小編成の方向となったが、日本では引き続き大型のマンドリンアンサンブル・オーケストラが活動している。現在の日本のマンドリンオーケストラの楽器はマンドリン2部、マンドラテノーレ、マンドロンチェロ、ギター、コントラバスの弦6部が基本である。他にマンドリン族としてマンドリュート、マンドローネ、ギター族のキタローネ、バスギターの入ることがある。ハープやピアノの入った楽譜もある。

管楽器の利用
 管楽器はフルート、クラリネットが主で他にピッコロ、オーボエ、ファゴットなどの木管楽器、金管楽器はホルンが入ることがある。オカリナ、リコーダーの入ることもある。
  打楽器はティンパニ、スネアドラム、シンバル、大太鼓、トライアングル、グロッケンシュピール、シロホン、チューブベル、バーチャイム(スターチャイム)ウッドブロックなど。その他民族的楽器としてカスタネット、タンバリン、ボンゴ、コンガ、ギロ、マラカスなど。ロシアものではグースリ(チターに似た楽器)ロシア式アコーデシオンのバヤンなどの入ることがある。

 これらマンドリンアンサンブル・オーケストラで用いられる楽器について、その形態・構造や基本的な演奏法について考える。