テヌート、ソステヌート、リテヌート

 テヌートとは“音を保つ”という意味なので、四分音符の場合は通常の四分音符を8/8一杯伸ばした後に32分休符が入るような演奏法となる。またテヌートはスラー奏法のように音の開始と終了の間はあまり山型にならず平らに近い形で“入り”も“出”もはっきり演奏されることが多い。
 似たような言葉にソステヌートとリテヌートがある。テヌートが「しっかり保持する」事だが、ソステヌートは「下から大事に支える」リテヌートは「控えめに保持する」ということのようだ。リテヌートは指示された音だけ遅くするのが一般的であり、トレモロの数は増える。

フェルマータ G.P

 フェルマータは通常の音符の長さより3倍程度、長くすると言われるが、これはフェルマータの直前音でのリトルダンドのかけかたなど、音楽表現で異なり、実際は2倍、4倍などとなる。ほとんど長くしないで止める指揮者や奏者もいる。
休符にフェルマータ記号を付けてあるのは通常グランド・ポーズ(G.P)といい、演奏を止めることをいう。