デュオ奏法

 低音部の伴奏とトレモロのメロディーを組み合わせた奏法で、主にソロの場合に用いられる。人数の多い場合は分割して奏される事も多い。3弦使う場合をトリオ、4弦使う場合をクワルト奏法ともいう。

サルトリー 「モルヴェーノの湖畔にて」6,7小節目がデュオ奏法となる。

その他の奏法

 特殊な例として”箸などでたたく”、”ピックの後ろで巻き弦をひっかく”などの例がある。石渡勝編曲の「ちょんまげメドレー」や酒井国作編曲のNHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌「麦の唄」武藤理恵編曲のI Will Follow Him ”Chariot”などで楽器を叩く指示がある。フラメンコギターではゴルペといって表面板を指で叩くことが多く、ゴルペ板が貼られている。

 津島利章が1970年に竹内マンドリンアンサンブルに委嘱されて作曲した「マンドリンオーケストラのためのエッセイ」は12音技法を用い、変拍子も取り込まれた曲である。奏法としては、割り箸で弦を叩く、ピックの後ろで巻き弦を擦る奏法などを用いていて、時代劇の殺陣のイメージをもった当時としては斬新な音楽となっている。残念ながら、その後演奏されていない。熊谷賢一の群炎Ⅱなどでもピックの後ろで巻き弦を擦る事や楽器を拳で叩く事を取り入れている。