曲目解説

 ヴォールテンペリーレンが演奏会や練習で取り上げた曲を解説したもの。
鈴木静一は作品の解説を随筆のように書き留めてあるので、内容を理解するのに役立つ。中野二郎はマネンテに関しての研究など多くの文献があり、他にも尾崎譜庫での解説やマンドリン音楽に熱心な数少ない調査研究者がインターネット上に掲載しているものもある。しかしながらマンドリンオリジナル曲の作者や作品に関する著書や記録は多くない。
 ラヴィトラーノの「雪」に関して”赤道直下のアルジェリア”で、”雪は見たことがない”との説や「ローラ」は歌姫ローラモンテスの数奇な運命を描いた、またその生涯をたたえた曲である、などとの解説が見られるが、調べてみると違うようだ。間違った理解は変な演奏表現となってしまうだろう。

 西洋絵画を見るときにギリシャ神話や聖書の物語を知っていると理解できることがある。イタリアやフランスなどのマンドリン曲を弾くのにもヨーロッパの歴史を知っていると役に立つ。

 作曲家の生きた時代や境遇、作品のテーマとその背景、エピソードなどを知ることは作品の理解に役立ち、また曲のストーリー展開を考える事は演奏の表現を豊かにもする。ここでの曲の解説やストーリー展開はヴォールテンペリーレンとして調べてみた結果であり、独自の解釈もある。引用する場合には注意していただきたい。

「ボニータ  セレナーデ~ボレロ」  E.メッツァカーポ
 「アンダルシア」「シボネイ」 E.レクオーナ
「祈り」La prière(バレエ「コッペリア」より) ドリープ
「フランス民謡“歌えよ小鳥やよ歌え”の主題による8つの変奏曲」 齋藤秀雄
「ウィーン わが夢の街」Wien、du Stadt meiner Träume ジーツィンスキー
「リソルジメント(イタリアの復活)」Risorgimento Italiano G.アネリ
「マズルカ 聖誕祭」Feste Natalizie , Mazurka G.マネンテ
「ウィーンはいつもウィーン」Wien bleibt Wien シュランメル
「泣かせたまえ」Lascia ch'io pianga ヘンデル

「インヴォカツィオーネ」Invocazione,intermezzo

S.サルヴェッティ
「私のお父様」O mio babbino caro プッチーニ
「祝典行進曲」Marche de fete A.H.クラーセンス
「レ・ミゼラブル」Les Miserables C-M.シェーンベルグ
VISION(幻影) E.メッツァカーポ
「踊りと唄」Danza e Cantabile  R.カラーチェ
「ミヌエットとガボッタ」Minuetto e Gavotta  A.アマデイ
「ローラ」序曲Lola Piccola Sinfonia per Orchestra a Plettro  H.ラヴィトラーノ
「メリアの平原にて」Sulla Piana della Melia Op.123 G.マネンテ
「吟遊詩人」Suite Medioevale(Vate) Op.335 A.アマデイ
序曲「レナータ」 Renata,ouverture  H.ラヴィトラーノ
雪~ロマンツァとボレロ~ NIEVES ~Romanza e Bolero~ H.ラヴィトラーノ