「リソルジメント(イタリアの復活)」Risorgimento Italiano

G.アネリ 作曲

ジュセッペ・アネリ(Giuseppe Diego Anelli)は1873年5月19日イタリア・クレモナ県のトリゴロに生まれ、サルッツオ音楽院を卒業、当校の教授、オルガン奏者・作曲家、吹奏楽団の指導者として活躍した。マンドリンのための作品は合奏曲を中心に56曲がトリノの雑誌イルマンドリーノなどで出版されている。

アネリの作曲はオーケストラ曲、プレクトラム音楽、宗教曲からオペレッタ、バンド音楽など幅広い。1908年から1922年にカルマニョーラとピエモンテの合奏団の監督に任命され、数々のコンクールに入賞するなどの活躍をした。1926年8月28日にトリノで53歳で亡くなっている。

「シンフォニア リソルジメント・イタリア」(Risorgimento Italiano SINFONIA)はマンドリンの雑誌「イル・マンドリーノ」主催の第9回作曲コンクールで金賞を受賞し、アネリの代表作とされている。この曲は1814年にイタリア王国が崩壊した後、1820年頃のイタリア・カルボナーリ党の動乱から1870年のローマ占領まで、イタリアが近代国家として独立と統一を達成した政治的、文化的運動であるイタリア国家統一運動「リソルジメント」を題材に作曲したもので、「イタリアの復活」とも呼ばれているが、一般的には日本語でもリソルジメントのまま使われている。リソルジメントの語源はカミッロ・カヴールが発行した新聞『イル・リソルジメント』(il Risorgimento)である。この言葉はイタリア語でri + sorgere + mentoに分けることができる。それぞれ、再び、昇る(発生する、立ち上がる)、事(-mentoは動作を名詞化する)を指し、リナシメント(rinascimento:ri + nascere + mento)、すなわちルネサンスの「再び、生まれる、事」に対応している。(写真はイタリア統一を称えたヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂)