フランス民謡“歌えよ小鳥やよ歌え”の主題による8つの変奏曲

齋藤秀雄 作曲

齋藤秀雄(1902年5月23日 - 1974年9月18日)は東京府出身のチェロ奏者、指揮者、音楽教育者として活躍した音楽家である。桐朋学園で教鞭をとり、日本のクラシック音楽を代表する小澤征爾、堤剛、前橋汀子等はその教え子。サイトウ・キネン・オーケストラは齋藤秀雄の没後10年の1984年9月9月、彼の弟子である指揮者の小澤征爾と秋山和慶の呼びかけにより音楽家100余名が日本に集まりコンサートを行なったのが基礎になっている。

 

齋藤秀雄は若い頃にマンドリンも弾いていたが「一生懸命やったけど、そのうち飽きちゃった」と、ギターに移り、その後ヴァイオリン、チェロへと楽器を替えている。「オルケストラ・エトワール」というマンドリン・オーケストラを組織し、「独奏的主題による十の変奏曲」「恍惚」などマンドリンの作曲もしている。「フランス民謡“歌えよ小鳥やよ歌え”の主題による8つの変奏曲」もその一曲。

 

「8つの変奏曲」はマンドリンⅠ、Ⅱ、マンドラ、マンドロンチェロ、ギター、コントラバスの弦6部編成。